本当の思いやりとは?「相手は私をどう思っているのかな?」の間違いと対策(後編)

前回の記事の続きです。

前回は、相手への思いやりと意識の向け方のお話でした。

私は、身近に居る家族や職場の人に向かって、

「相手は私をどう思っているのかな?」

と探りを入れてしまい・・

「きっと私のことを嫌っているに違いない・・」

などと思って、傷ついていたのです。

お悩みのご相談のほとんどが、
これに関係してくることが多いですね。

前回の記事はこちらです。

本当の思いやりとは?「相手は私をどう思っているのかな?」の間違いと対策(前編)

今回は、その続きの対策を書きます。

これを改善するには、

結論として、

「自分を見ていることに気づく」

こと。そして、

「再度、相手を見る」

が一番かと思っています。

そして、このときに、

自分がどのようになっているか?

観察して理解するのが重要なポイントです。

 

意識の微妙な使い方の違い

それでは、細かくお伝えします。

「あの人は私のことをどう思っているのかな?」

これは相手を見ているようで私を見ているのです。

最初は、なにを言っているのかよくわからなくて、

微妙な違いにしか感じなかったんですが、

みていくと、とっても違うんです。

なにが違うかと言いますと、

意識を向けているウエイトがちがうのです。

 

相手を見るときの2つのパターン

ここでは2つのパターンに分けて説明します。

★私のことは気にしないパターン
☆私のことを思いながらパターン

 

特徴として、

★私のことは気にしないパターン

これは、単純に、
私のことは横に置いておいて、
相手はどういう状態かな?
と相手を見ることです。

 

☆私のことを思いながらパターン

これは、私のことを気にしながら、
相手はどういう状態かな?
と相手を見ることです。

これの違いを実際やってみてください。

(ちょっと難しく感じるかもですが・・。)

やってみるとわかりますが、

★私のことは気にしないパターン

の方が傷つきにくく、
相手を一生懸命わかろうとか見ようと

集中しているのがわかりますでしょうか?

 

☆私のことを思いながらパターン

こちらは、私に意識が行っている状態で、
傷つきやすい!

というのも体感できるかと思います。

大事なのは、
このときに、自分の思考や感情のフィルターを通して、

相手を見てしまって、

本当の相手を見ていないかもしれないのです・・。

また、相手から何か「承認や関心を」欲しがっているのかもしれません。

 

実際の現場ではどうするの?

では実際、相手と居るときにはどうしたら良いかと言いますと、

★私のことは気にしないパターン

☆私のことを思いながらパターン

どちらをしているのか気づくのが大切です。

私もしょっちゅう、☆をやっていますが・・。笑

そして、☆私のことを思いながらパターン をやっていることに気づいたら、

★私のことは気にしないパターンをやってみようと、

意識を何度も切り替えてみてください。

前回の記事にも書いたように、

そのときに、どうしても、

私の判断する思考のフィルターを通して見てしまう

というのを理解しながら、

「私のフィルターを通さずに相手を見よう!」

とする必要があります。

 

他にも、

「自分は横に置いておこう」

「相手に何を与えられるのだろう」

「自分の脳内ボリュームを下げて声を消して相手に向かう」

「私のフィルターがあるとしたら何だろう?」

「(私はさておき)相手はどんな気持ちなのかな?」

「(私はさておき)相手はどんな考えなのかな?」

と、自分に問いかけるのもとっても良いと思います。

 

本当の思いやり、相手の理解のために

相手もロボットで無い限り、

自分の事をどのように見られているか、誰でもわかります。

本当の自分を見ようとしてくれていると相手が感じると、

「あー私のことを見てくれているんだな」

って思えて距離が縮まります。

でも思考の判断のフィルターを通して

主観から見られていると感じると、

「私のことを見てもらっていない」

と距離を感じてしまいます。

とうぜん「わかってもらっていない」と思うのです。

「わかって欲しい」は人類共通の願いですね。笑

本当の自分を見てくれないと、

人からは距離を感じるし、

相手の間違ったフィルターから見られて傷つきたくないので

距離を取りたくなって離れてしまうのです。

これが本当の思いやりに繋がる
第一歩になるのではないかと思うのです。

どうぞ、本当に相手を見ることを
やってみてください。

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